「話が長い」の正体
「話が長い」と言われる人には、共通のパターンがある。それは、「結論を最後に言う」という習慣だ。日本語の文章構造は、述語が最後に来る「SOV型」であるため、日本語話者は自然と「結論を最後に言う」傾向がある。
しかし、面接という限られた時間の中では、この習慣が致命的な弱点になる。面接官は、候補者が話し始めてから数秒で「この話はどこに向かっているのか」を把握しようとする。結論が最後に来る話し方では、面接官は「この人は何を言いたいのか」と混乱しながら聞き続けることになる。

PREP法をベースに、聞き手の理解を助ける具体例や比喩を効果的に挟む応用テクニックを解説。
「話が長い」と言われる人には、共通のパターンがある。それは、「結論を最後に言う」という習慣だ。日本語の文章構造は、述語が最後に来る「SOV型」であるため、日本語話者は自然と「結論を最後に言う」傾向がある。
しかし、面接という限られた時間の中では、この習慣が致命的な弱点になる。面接官は、候補者が話し始めてから数秒で「この話はどこに向かっているのか」を把握しようとする。結論が最後に来る話し方では、面接官は「この人は何を言いたいのか」と混乱しながら聞き続けることになる。
話が長い候補者の回答を聞いていると、途中から『で、結論は何?』と思い始めます。最初に結論を言ってくれると、その後の話が全部『なるほど、だからそういう結論になるのか』という理解になって、スムーズに聞けます。
PREP法は、「Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(結論の繰り返し)」という構造で話す方法だ。
例:「あなたの強みを教えてください」という質問への回答
- Point(結論):「私の強みは、リスクを事前に予測し、対策を立てる能力です。」
- Reason(理由):「なぜなら、私は物事を進める前に、起こりうる問題を洗い出す習慣があるからです。」
- Example(具体例):「例えば、前職でのプロジェクトでは、開始前に10のリスクを洗い出し、それぞれの対策を準備しました。その結果、3つの問題が発生しましたが、すべて事前の対策で対応でき、納期を守ることができました。」
- Point(結論の繰り返し):「このように、リスクを予測し対策を立てる能力が、私の最大の強みです。」
基本のPREP法を習得したら、次は「比喩」と「数字」を効果的に使う応用術を学ぼう。
比喩を使って、抽象的な概念を具体化する
「私の仕事のスタイルは、チェスのようなものです。一手先だけでなく、三手先、四手先を考えながら動きます」という比喩は、「先を見越した思考力」を視覚的に伝えることができる。
数字を使って、信頼性を高める
「プロジェクトの成功率を高めた」という曖昧な表現より、「プロジェクトの成功率を70%から95%に引き上げた」という数字を使った表現の方が、はるかに説得力がある。
話し方のレベル特徴面接官の印象 --------- レベル1結論が最後、具体例なし「話が長い、分かりにくい」 レベル2結論が最初(基本PREP)「分かりやすい」 レベル3結論+比喩+数字(応用PREP)「説得力がある、印象に残る」面接では、一つの質問に対して1〜2分程度の回答が適切だ。それ以上長くなると、面接官の集中力が切れてしまう。
1分間回答の練習として、以下のルールで話す練習をしよう。「結論:10秒」「理由:15秒」「具体例:25秒」「結論の繰り返し:10秒」という時間配分だ。
スマートフォンのタイマーを使って、自分の回答を録音し、時間を計りながら練習することが効果的だ。
1分以内でまとめて話せる候補者は、仕事でも同じことができると思います。会議でも、プレゼンでも、短時間で要点を伝える力は、ビジネスで非常に重要です。
PREP法は、面接だけでなく、日常のビジネスコミュニケーション全般で役立つスキルだ。面接を機に、この話し方の習慣を身につけることで、入社後のキャリアにも大きなプラスになる。